最近では、ドリンクバーのある、ファミリーレストランが増えてきました。そして、水とおしぼりも、店員が持ってくるのではなく、セルフサービスのお店が増えました。店員の仕事が軽減されたぶん、それだけ、価格が安くなりました。
それに、ファミリーレストランのドリンクバーは、様々なドリンクが楽しめます。ホットコーヒーも冷たいコーラも飲み放題です。読書をしたいときや、ちょっとした書き物をしたいときに、ドリンクバーのあるレストランは、とても助かります。何時間でもお店にいることができます。
私が外出時に杖を使うようになってからです。セルフサービスは、果たして、お得なサービスなのかと、疑問を持つようになりました。
片手に杖を持っていますから、冷たいドリンクしか持つことができません。あたたかいドリンクでは、ポットと器を一度に持つことができないのです。
それに、足と腰をはじめ、あらゆる関節と筋肉に痛みがある私にとって、椅子から立ち上がり、座る動作は、骨の折れることです。
また、歩くこともつらいので、ドリンクがある場所までが、遠く感じられるようになりました。こころゆくまでドリンクバーを楽しめなくなったのです。
冷たいドリンクをなみなみと注いで、テーブルに戻り、ちびちびと飲むというスタイルに変わりました。
一度だけ、「ドリンクをおかわりしたいときには、呼んでください」と、言ってくれた店員がいました。しかし、おかわりの度に、店員を呼ぶのは、気が引けることでした。結局は、自分でドリンクを持ってきていました。
ファミリーレストランだけではありません。ある日、立食パーティに出席したときのことです。立食パーティは、食べることよりむしろ、交流することが主体です。あちこちで、料理やドリンクを手に、立ったまま、談笑している人たちばかりでした。料理を取るにも、ドリンクを持ってくるにも苦労しました。座るスペースはあったものの、他の人たちとおしゃべりを楽しむことは、うまくできませんでした。
ふと、セルフサービスとは、健康な人たちだからこそ、できることなのだと思い知らされました。セルフサービスのお店に行くと、からだにハンディキャップのある人を見ることは、ほとんどありません。バイキングやドリンクバーを楽しみたいと思うのですが、歩行に困難があると、健康な人たちのようには、楽しめません。食べ放題、飲み放題を楽しみたくても、なかなか楽しめないのです。
からだが不自由な人でも楽しめる、ファミリーレストランやバイキングのお店があってもいいように、思うのです。
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2015/10/01
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